魚野川と越後三山 《平成28年3月中旬》 |
今暫く“特別編”が続きますが、今年はなるべく未公開の“新作”を紹介出来る様、“発掘”に努めたいと思っております。 毎年恒例のダイヤ改正が迫ってまいりました。 もう相当な年月、鉄道関連の書籍に興味は無く、特に車両関係の現実には相当疎くなってしまっています。 現地に行って予想外の車両に遭遇したり、塗装の変更に驚いたりする事もしばしば。 そんな中でも、此の季節の話題には、ネット情報ながら時折閲覧する程度の関心は残っている様。 此処、只見線もとうとう、車両の置き換えが決まったとの事。 窓の開くボックスシートの車両が走る路線が、また一つ消えゆく運命に。 最近とんと御無沙汰ですが、汽車旅にはやっぱりあの車両。 実は此のキハ40系には縁がありませんでした。 気動車では、北海道旅行のキハ22には大変お世話になったのですが、其の思い出も今や朧気。 豪雨災害前の当路線は、鮮やかな緑色基調の美しい編成でした。 災害後の路線分断後は、一時期実に雑多な混色編成が続いていましたが、その後、紺色主体の新潟色に落ち着き、此れは此れで美しいと感じ始めた矢先の再訪で目にしたのが作品の汽車。 良く見ると只見線応援の特別車両。 但し、鉄ちゃん張りの車両写真でも無ければ、此の手の地味な色調は絵にし難い。 画角の中に小さく、しかも順光以外での撮影が好みの身としては、風景に溶け込んで存在感が希薄になってしまう、個人的には歓迎しない車両でした。 作品でも逆光ながら背景が雪山と、それなりの組み合わせで“存在感”は出せた、雪晴れの早春の一枚を再掲載・選出いたしました。 |